北九州連続監禁殺人事件残された者たちの現在は?
北九州連続監禁殺人事件にて、松永と緒方は逮捕され刑務所に収監されています。松永と緒方の間には2人の子供がいます。この事件後に子供たちや、監禁から逃げ出したH氏の娘の現在を調べてみました。
H氏の娘
H氏の娘の逃走によって事件が明るみになったキーパーソン
総父母宅に駆け込み、警察により保護されました。事件の公判にも出廷し、証言をしっかりと答えていました。
彼女の現在は明かされていません。
彼女も事件の被害者であり、想像を絶する日常がありました。静かに幸せに今後の人生を歩んでもらいたいと切実に願います。
松永と緒方の長男
当時、9歳だった長男。出生届さえ出されず、学校にも通うことなく、被害者同様に虐待の被害にあっていました。
育児放棄はもちろんの事、なんと祖父母、いとこなどの殺害や死体遺棄も目撃していました。
両親の逮捕後は児童養護施設に預けられます。その後、里親が見つかり、アルバイトをしながら定時制高校へ通います。アルバイトに重きを置き、学業がおろそかになると、里親の家を出てしまい、高校も中退します。
その後は住み込みの仕事を転々とします。
児童福祉法では18歳までとなり、退所しなければなりません。その後はなんの保護もなく、社会に放り出されます。
親がいない・保護者がいない・学歴もない。家を借りるのにも保証人が必要ですが、それもできないのです。
また、彼は「両親が殺人犯の息子」という加害者家族バッシングを受けます。彼も被害者なのにです。
事件から保護されても、過酷な状況に置かれた息子さんが可哀そうでなりません。
正社員として雇入れてくれる先が見つかり、自分と似たような境遇の女性と結婚されたそうです。
2024年に仕事は辞めてしまったみたいです。
息子さんにはこれからの人生幸せに暮らしていただきたいですね。
また、「松永の息子」としてYouTubeの開設し、松永や緒方との接見したときの話や、H氏の娘の話等を配信しています。
次男
保護された時点で、兄弟は引き離され、児童施設で生活していたようです。あまり、次男の情報はないのですが、張江泰之氏の著書「人殺しの息子と呼ばれて」で長男がインタビューに応じているのですが、そこで、少しだけ次男の話にふれた際にたまに会ったりしていると答えていました。
北九州連続監禁殺人事件題材作品の紹介
書籍
ドキュメンタリー番組
2017年10月15日、22日フジテレビ「ザ・ノンフィクション」『人殺しの息子と呼ばれて』
松永と緒方の長男がインタビューに答えています。
事件をもとにした映画
2019年10月11日にNetflixオリジナル映画 園子温監督「愛なき森で叫べ」
松永をモデルにし、着想を得た作品ですが、あまり事件には沿っていないので、あくまでももとにした作品として見ていただくほうがいいかもしれません。事件の内容を知ってから観るとあーここは参考にしたのね。というのがわかりやすいですが、私としては微妙でした。
まとめ
北九州連続監禁殺人事件という非常に大きな事件があり、H氏の娘の逃亡で、松永、緒方は逮捕。
H氏の娘、松永、緒方の息子二人が保護されましたが、事件が終わっても親の犯罪で、罪のない子供たちが殺人者の子供とバッシングされたりという目にあっています。この子たちも、被害者同様に虐待をされていました。
心の傷は深いと思います。
いままでひどい目に遭った分、心穏やかに日々を過ごしてほしいものです。