藤田小女姫さんの予言は当たっていた？ハワイで射殺された霊感占い師

霊感占い師の藤田小女姫さんは予言もしていた

藤田小女姫の写真 | 昭和ガイド

９歳のころハワイの狐が憑依し霊感を得たという昭和の霊感占い師、藤田小女姫さん。

小さい頃から、藤田小女姫さんが占ったことがよく当たると話題になり、雑誌やテレビで紹介されるように。

藤田小女姫さんの予言は

などなど予言をしたと言われていますが、予言が曖昧な言い方だったりとするので、本当かどうかの議論が絶えず。「小和田雅子さんは皇后になれない」とも予言していますが外れています。あくまでも占いなので当たるも八卦当たらぬも八卦的な部分もあったと思います。

霊感を持つ占い師として活躍

先述の通り、９歳のころハワイの狐が憑依し霊感を得たという昭和の霊感占い師、藤田小女姫さんは産経新聞の経営陣に可愛がられ、雑誌やテレビに取り上げられその存在を知られることに。

成人してからも占いの評価は高く、財政界の岸信介や福田赳夫など元首相、松下幸之助、小佐野賢治といった大物や実業家も顧客として名を連ねたそう。

ハワイに移住後、殺害されてしまう

１９６１年に不動産業者と結婚、息子が１人いますが、３年で離婚してしまいます。

そののち、１９７０年頃にハワイに息子さんと移住。

１９９４年２月に事件は起きます。高層マンションの部屋でボヤ騒動が起こり、火は駆けつけた消防隊員によって消火されましたが、その部屋のクローゼットから藤田小女姫さんの射殺体が発見され胸を銃で打ち抜かれていたそうです。

また同日には殺害現場の高層マンションから数キロ離れたところににあるワイキキのパークショアホテルの駐車場で1台の乗用車が炎上しているのが発見され、乗用車の中からは、藤田小女姫さんの息子さんが、がテープで縛られ胸を銃撃された状態の焼死体で発見されました。

事件の容疑者

藤田小女姫さん母子殺害事件の受刑者、米刑務所で死亡 – 日本経済新聞

犯行を疑われたのは、藤田の息子のスキューバダイビング仲間で銃器不法所持の前歴があった福迫雷太が浮上。

事件の２日後に日本に帰国していたが、捜査で、事件現場近くであった福迫雷太が住むアパートから犯行に使われたものと同じ弾薬が発見されたり、ソファから検出された血痕のDNAが藤田の息子のDNAと一致したり、また、福迫雷太が藤田の所持品であった貴金属類を質屋に持ち込んで2000ドルを借りていたことでいくつもの状況証拠が出てきました。

これによって、捜査機関は藤田親子を殺害したのは福迫雷太であると断定し逮捕となったのです。

アメリカにて起訴され、身柄が米国に引き渡されました。

裁判では容疑を否認？

福迫雷太は藤田小女姫さんと吾郎さんの殺害は否認しており、動機の供述はしていません。また、裁判では遺体の搬送を手伝っただけであり殺害に関与していないと主張して殺害を否認し、実行犯はヤクザであり、ある日本人ビジネスマンの未認知の息子である藤田の息子が遺産を相続しないよう殺害したと主張しましたが、裁判では終身刑を言い渡され服役します。

終身刑が決まった福迫雷太は目に涙を浮かべながら「この裁判に圧力を加えている人に言います。私は何も言いません。何も話しません。私の恋人や家族に何もしないでください」と意味深な発言をしています。

服役中に福迫雷太は殺害される

つい最近の出来事ですね。ハワイ・ホノルル郊外にあるハラワ刑務所で服役中の福迫雷太が内床で首に刃物が刺さった状態で発見され死亡が確認されました。また頭などにも殴られた形跡があったそうです。

この事件謎が多い

藤田小女姫さんの死因や検死結果

藤田小女姫さんの死因は拳銃により胸を撃たれた事による射殺と発表されていますが、検死結果によると首に絞められたような跡が残っており、遺体は猿ぐつわをかまされた状態でした。暴行で負ったと思われる裂傷など9か所の傷があったそうです。

また銃撃された傷跡から拳銃によるものではなく、ショットガンを身体に密着させて撃って出来た傷の可能性が高いと言われています。

藤田小女姫さんを殺害したのは複数人の可能性

暴行で負ったと思われる裂傷など9か所の傷があり、1人が身体を押さえている間にもう1人が猿ぐつわをかませて射殺される前に暴行を受けた可能性があるため複数人の可能性があるということを指摘している人もいます。

藤田小女姫さん恐喝を受けて多額の金銭を要求されていた？

福迫雷太によると、事件の前、周りの人から恐喝を受けて多額の金銭を要求されていたという。藤田小女姫さんから、生命保険を担保にして借金をできないかと相談を受けていたと語っています。

そして、事件が起きる１時間前の4時頃に藤田小女姫さんが取引先の銀行に融資依頼をしていた。怯えているような様子だったといいます。

藤田小女姫さん生前記録していたノートが見つかっていない

このノートには「政財界のエピソード」が書かれたとされており、政財界の大物から聞いた重大な秘密を黒い手帳に書き留めておりそのノートが世に出ると困る大物が殺害事件の裏にいたと言われています。

藤田小女姫さんに金を貸した金融業者も射殺されている

ある人物から恐喝を受けて多額の金銭を要求されていた藤田さんは福迫雷太に相談、金融業者を福迫雷太は藤田さんに紹介する。その金融業者が事件の２か月後に何物かに東京で射殺されています。

まとめ

昭和の霊感占い師、藤田小女姫さん。ご存命だったら占ってほしかったかも知れない占い師さんですね。

知れば知るほど謎が多い事件です。大物の黒幕がなんとなくいそうな雰囲気ですよね。

福迫雷太はずっと冤罪を訴えていました。以前、服役先で、インタビューに答えていましたがが、服役していても詳しくは言えないことがあったようで、言葉を選んで答えていたのが、印象的です。亡くなってしまったので、真相は闇の中。

真相が分からない事件ほど興味が沸きますね。